お絵描きIRADUKAIPhotoshopNo.511CG・イラストメイキング



Photoshopで筆圧を生かしたイラスト

◆塗る<2>◆



photoshopで人物塗り

色を塗るのには、色々な方法がありますが、
今回はパーツごとに塗り分ける方法でやりたいと思います。



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Photoshopで人物の下塗り

Painterで作業し終わったら、PSD(フォトショップ)形式で保存し、
Photoshopで開きます。
PainterはIXのバージョンからPhotoshopとレイヤーを保持したまま
行き来が出来る様になってますので、線画もそのまま残ってます。


清書した線画レイヤーの下に『岡崎塗り』フォルダと
『小夜子塗り』フォルダを作ります。
この中にパーツごとの透明レイヤーを作ります。
髪・白目・黒目・着物・帯・襦袢・肌、といった具合に、
色の違うパーツは、全て別レイヤーにします。
※塗りのレイヤーは、線画フォルダの中に入れてもかまいません。
・・・いや、むしろその方がわかりやすいです。スミマセン;



肌から塗ります。色は、ダミーから取ったカラーチップを利用します。
(カラーダミーは、画面上に小さく貼って置くと、イメージがわかりやすい)

肌は塗りのレイヤーの一番下に配置しますので
はみ出しても、他のレイヤーで隠されますから、はみ出を気にせず
がんがん塗ってください。

ブラシは 『硬さ100%+シェイプ+間隔1%』ブラシを不透明度・流量100%で。
塗り残しがあるとあとで困るので、絶対に塗り残しが無い様にしてください。

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ベースを塗ったら、肌ベース色レイヤーを『透明度のロック』をします。
レイヤーウィンドウの左上のボタンです。
これで下塗りした部分以外に色が乗らなくなります。




肌のレイヤーにそのまま影を入れて行きます。
※ブラシは『硬さ100%+シェイプ+筆圧+間隔1%』を
不透明度100%+流量17%で。

光の方向を考えて塗って行きます。
影の色は2?3色くらい。中間色はスポイトで吸い取ります。
※intiosならペンの指先のボタンを『上/修飾キー(Option)・下/右クリック』
と設定すると便利です。ブラシ使用時にOptionを押すとスポイトになります。



顔の丸みを表現する影は柔らかく、髪の毛の落ち影はシャープに。
近くにあるものの影はくっきりしているものなので、
それを意識して影入れをしてください。



他のパーツも同様に(レイヤーごとに)どんどん下塗り+影入れをしてください。
ただし、肌と違って他のパーツははみ出の無い様に下塗りをしてください。
大きく塗って、はみ出を消しゴム(ブラシで硬さ100%)で消すのが一番綺麗です

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髪の毛は透明感を

他のパーツと違って、髪の毛だけは違う塗り方をします。
肌や着物の色、背景を透かす様に入れたいので、不透明下塗りをせず
筆圧濃度をつけて透明感を出しつつぬります。





あまり意味ない様に見えますが(う;)気分的に・・・(笑)



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こちらが、人物の下塗り完成図。
だいたいの影入れを済ましてあります。
背景は、『イメージ>色調補正>色相・彩度』で彩度を落としてます。

次から細部に入ります。



(やがしられい)



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