お絵描きIRADUKAISAINo.590CG・イラストメイキング


■本塗り


原寸です。
本塗りは、先ほどまでの過程で作った下塗りを、線画のときに紹介した濃度78の鉛筆ツールでひたすら整えます。
加えてこの過程は前の項で全て結合した通り、1レイヤーで行います。




全く関係ない丸ですが塗りの過程です。
上二段は前の項の下塗りの過程で、下の段が本塗りの過程です。

主線を整えつつ塗りこみます。この過程で線を描きこんだり足したり直したりもします。
スポイトを使いながら鉛筆ツールで塗っています。
自分でも何をどう考えて塗っているのか良く分からないのですがとりあえずパキパキするように塗っています。




髪の部分は、髪の房や流れを意識して塗ります。


標識部分です。




一通り、整え終わるとこうなります。
空の部分・魚はドットらしさを意識して塗りました。

整え終えたら、色を足していきます。




近くにある色を、近くにある物に塗って調整します。




色の調整を一通りしました。
また、「ドット」をもう少し足したくなったので端々に四角を加筆しました。
下のタイル部分も、影がくどく見えたので影の部分を塗りつぶし、
階段部分も赤みが強かったのを、無彩色に近いタイルの色をスポイトしながら塗りなおしました。




頬やタイル部分の四角い模様は、乗算レイヤー・水彩境界で書き足しました。




髪の毛のハイライトは、肌の色を使いました。
まず、発光レイヤーで点々をつけ、その周りを薄くエアブラシでスクリーンをかけます。
薄くスクリーンレイヤーでエアブラシをかけることで点々のハイライトが馴染みます。




次に、「ドット」から「水玉模様」という連想が出てきたのでドット模様を適所に入れました。
右下の頂いたフリー素材をオーバーレイで乗せ、不要な部分を消しゴムで消します。




縦のサイズを5000ピクセルに伸ばして、上下に黒の帯を入れました。
あまりよく見えなかった下の人物の色を変えて見えるようにしたり等の調整と、
逆に色を調整した時に色を足し過ぎてくどいと感じたところを削ったりもしました。

右下の四角の模様も変更しました。
元のままだと全体が斜めに流れ過ぎているかなと思ったので、直線に並べてバランスを取ってみたつもりです。

これで大体の塗りを終えたので仕上げに入ります。


下塗り / 仕上げ